

新しい週が始まり、8月17日(月)から講習もいよいよ終盤に入りました。17日(月)はすべての講習生にレッスンがあり、朝から気が引き締まっていたところに、20日(木)の修了演奏会には全員が出演するという情報が伝わり、講習生に緊張感が漂い始めました。
8月18日(火)には、ヴァイオリンのレッスンだけがあり、ピアノのレッスンはなかったのですが、学生の多くは朝8時過ぎから大学に登校し、練習に励んでいました。
と言うのも、この日は夜に演奏会に行くため、練習が午後の6時過ぎまでとなっていたからです。午後6時30分にショパン音楽大学の玄関に集合した私たちは、ワルシャワの市営バスと地下鉄を乗り継いで、演奏会場のラジオ・ポーランドのルトスワフスキ・コンサート・スタジオに向かいました。
[ルトスワフスキ・コンサート・スタジオの外観]
[演奏会前の舞台]
ワルシャワでは、4年前から、8月の後半に『ショパンと彼のヨーロッパ』と題する音楽祭が開催されており、今年、第5回目を迎えています。その音楽祭の一つとして「エヴァ・クピエッツ ピアノ・リサイタル」があり、私たちはその演奏会に行ってきました。
演奏曲目は、前半がポーランドの20世紀音楽を代表する作曲家バチェヴィチの作品、後半がショパンの作品でした。
[E. クピエッツ ピアノ・リサイタルのプログラム]
ワルシャワに生れ、私たちが講習を受けているショパン・アカデミーで学んだE. クピエッツは、現在イタリアに在住していますが、その彼女が15年ぶりに故郷に戻りリサイタルを開催したのです。緊張感が聴衆にも伝わるような演奏、その激しさが表面に出てくる音楽に彼女の目指す世界が感じられるようでした。
8月19日(水)は、すべての講習生がショパン音楽大学のコンサート・ホールでの最後のレッスンがありました。学生は、最後のレッスンであることや演奏会を控えたレッスンであることに加え、ホールでの響きを考えながら演奏することについてのレッスンであったことに、深い感慨とともに学ぶところがかなり多かったようです。
(講習引率教員)