

食物アレルギーから考える「食の安全安心シンポジウム」が11月8日(日)相愛学園 本町学舎講堂において行われ、府民の方や学生など約230名が参加されました。
食の安全安心に対する関心は、輸入食品、残留農薬、BSE、食中毒などに集中していますが、アレルギー性鼻炎やアトピー性皮膚炎をはじめとするアレルギー性疾患は、年々増加傾向にあります。
なかでも食物アレルギーは、原因となる食物を摂取することにより重篤な健康被害を引き起こすこともあり、誰もが食生活の乱れやストレスなどから徐々に免疫力が低下し、突如としてアレルギー症状の出る可能性があることは知られていません。
このように知っているようで知らない食物アレルギーの現状を、アレルギーを持っていない方も身近な問題として一緒に考えようと、大阪府食の安全推進課主催、相愛大学・大阪府立大学共催によりシンポジウムが開催されました。
始めに参加者へのクイズ「知って安心!食生活~ウソ!ホント?」を行い、あらかじめ食の安全安心と食物アレルギーについて一定の認識や情報が提供されました。
次に大阪府立呼吸器・アレルギー医療センター小児科の亀田誠先生が「最新の食物アレルギーの現状について」と題し、基調講演されました。食物アレルギーの原因食材が増加していること、乳幼児だけではなく成人のアレルギーの増加が見られること、またアナフィラキシーショックと呼ばれる低血圧と呼吸困難のような重篤な症状を呈し、対応が遅れると死に至る場合もあると聞き恐ろしくなりました。
続いて「食物アレルギーから考える食の安全安心」と題してパネルディスカッションが行われました。
コーディネーターは大阪大学コミュニケーションデザイン・センターの八木絵香氏、パネリストは前出の亀田誠先生、相愛大学人間発達学部発達栄養学科の村井陽子先生、株式会社フレンドリー商品企画部の濱野正人氏、消費者代表として元大阪府食の安全安心推進協議会委員の加戸夕起子氏、大阪府健康医療部食の安全推進課副理事の淡野輝雄氏でした。
呼吸器・アレルギー医療センターでの取り組みや、食物アレルギー患者に対する栄養士の関わり、また健康的な食生活のススメ、外食産業における食の安全安心への取り組みなどが紹介されました。
シンポジウムに参加して、日頃から規則正しい生活習慣、食習慣の心がけとともに表示を注意して見ることが大切だと反省しました。
(発達栄養学科 助手)