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♪ ショパン音楽大学(旧ショパン・アカデミー)夏期講習(2010)だより No.4 ♪

 8月11日(水)の夕方、ショパン音楽大学から学生寮(ジェカンカ Dziekankaと呼ばれています)の中庭で開催される演奏会に招待され、ピアノ専攻の参加者7名が鑑賞しました。学生寮の建物に囲まれた、それほど広くない庭の一隅にピアノを置いて演奏されるコンサート。無料であることから市民の人々も多数来られていました。演奏はショパン音楽大学の大学院生ジョアンナ・ルジェフスカさん。彼女は今年の10月に開催されるショパン・コンクール(XVI The International Frydeyk Chopin Piano Competition)の本選に残られているピアニストで、この日の演奏曲目もすべてショパンの作品。1時間を超えるプログラムを舞台袖に下がることなく演奏され続け、その音楽の美しさや見事な楽曲構成に加えて、体力にも驚かされました。

100816-1.jpg        [演奏会プログラムの表紙]            [演奏会の開始を待つ学生たち]


 
 8月12日(木)、講習もそろそろ中盤にさしかかり、学生たちのレッスンや練習も佳境に入ってきました。それと同時に、さまざまなイヴェントが目白押し。昨日の学生寮の演奏会に続き、今日の午前中には参加者全員を対象にした「ヴェンツォフスキ博士(Dr. Wecowski)の音楽学講座」(通訳は栗原美穂さん)がありました。講座の題目は『ショパンの作品における教会音楽』。「一般にショパンのピアノ曲は世俗的器楽曲とされているが、エチュードをはじめ、ノクターンやプレリュードには、19世紀まで歌われていたコレンダ(ポーランドのクリスマス・キャロル)をはじめとする宗教歌が導入されている」という主旨のお話でした。作曲の過程が演奏にどのように生かされるかはさておき、ショパンが20歳までポーランドで聞いていた音楽と彼の作品とに深い関係があるというのは、戦前のポーランドの宗教歌をもっともよく知るヴェンツォフスキ先生ならではの講座だったと思います。

100816-2.jpg       [講座に聞き入る学生たち]            [ヴェンツォフスキ博士と栗原さん]


この日、夜にはショパン・コンクールの開場、フィルハルモニア Filharmoniaで開催される予定だった「アルカディ・ヴォロドス Arcadi Volodos ピアノ・リサイタル」を鑑賞する予定でしたが、残念ながら演奏者の体調不調により演奏会が中止となってしまいました。

(講習引率: 黒坂俊昭)

 

 

 

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2010.08.16
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