

きょうは図書館が所蔵している「春曙文庫(しゅんしょぶんこ)」をご紹介します。
本学には古くから国文学研究の伝統がありますが、中でも田中重太郎(たなか・じゅうたろう/1917~1987)先生は、平安朝文学とりわけ枕草子研究の権威として知られたかたです。相愛の名物教授でした。その田中先生の旧蔵書を核として、本学図書館所蔵の古典籍をあつめたものが、春曙文庫です。枕草子の冒頭の「春は曙...」にちなんで、命名されました。
例年春と秋に、内容をかえて定期展示をおこなうほか、オープン・キャンパスや保護者のつどいの時などにも開室しています。みなさんに、国文学ひいては日本文化への関心を深めていただきたいと思います。
ところで、1月22日(土)に、4月から人文学部日本文化学科に入学されるみなさんをあつめた事前教育が行われました。その前半は鈴木徳男先生が担当されて、春曙文庫についてのお話がありました。写真は展示(4号館の貴重図書資料室)の準備のもようと、当日の様子です。
・猪飼嘯谷(いかい・しょうこく)筆「清少納言図」
掛け軸をそろりそろりと...。清少納言というと溌溂としたキャリア・ウーマンのイメージがありそうですが、この絵は伏し目の、物思いにふけるような姿ですね。
・「清少納言枕双子」
これは江戸時代の初期ころの写本です。約400年前の書物・・・!当文庫ピカイチのお宝です。講談社学術文庫の『枕草子』の底本にもなっています。
・「古今和歌集」
全冊にわたって、びっしりと朱筆の書入れがある「古今和歌集」(伝嵯峨本)です。先人の熱心な勉学の様子がしのばれ、何度みても圧倒されるような迫力があります。
鈴木先生の説明を聞くみなさん
寒い中をようこそ!!これからもよろしくね。
(田中先生のお弟子の、そのまた教え子の図書館員)
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