皆さん、写真のような食器を見たことがありますか?
周りにふちのついたお皿や斜めになっているコップ、
曲がっているスプーンなど色んな食器があります。
これは「自助具・自助食器」と言って、片手しか動かせない患者さんや
ケガや病気で腕や手にうまく力が入らない方のために作られたものです。
今回はこの自助具・自助食器を用いて食事介護の技術を学びました。
利き腕とは反対の手で自助具を使ってみましょう。
「このお皿のふちがあるおかげで豆をすくうことができた!」
「手指を使わず手首だけで食べるのは難しい!」
学生たちはとても苦戦していました。
病院や施設利用者の栄養管理だけではなく、
在宅療養者への食生活支援も管理栄養士の仕事の一つです。
在宅療養者は入院患者とは違い毎日接することができません。
在宅療養者の生活背景を考慮して、在宅医療に関わる多職種の人と連携しながら
栄養管理を進めていくことがとても大切です。
前期の臨床栄養学実習Aの授業はこれで最後です。
後期からは臨床栄養学実習Bとして、エネルギーコントロール食や嚥下食など
各疾患の献立作成・調理実習を行う予定です。お楽しみに~♪
助手 寺川