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本校は浄土真宗本願寺派(西本願寺)の宗門校ですが、京都の山之内に角坊(すみのぼう)という本願寺の別院があります。
(角坊全景:本願寺HPより転載)
角坊は、本願寺第20代宗主広如上人が調査され、親鸞聖人の「ご往生の聖地」と定められました。
昨年勤修された親鸞聖人750回大遠忌にちなんで、一昨年に大規模な整備工事が行われました。
本堂にあたる還浄院の欄間には親鸞聖人ご往生のレリーフが刻まれています。
先般、ここ角坊の本堂で、本願寺の儀式関係の仕事に携わった方の13回忌の法事が行われ、参列してきました。
親鸞聖人750回大遠忌では、盛大な法要が繰り返し行われましたが、仏教文化学科では本願寺の儀式や声明も第一線でご活躍のご講師によって勉強できます。
そのご講師のうちの一人がその儀式で導師を勤めておられました。なかなかありがたい後ろ姿ですね。
(小野真@教員)
今日はバレンタイン・デーですね。
3世紀のキリスト教の司祭だった聖ヴァレンタインが殉教した日です。
当時はまだローマ帝国はキリスト教を迫害していました。
民衆の信望厚い彼はクラウディウス帝の弾圧の対象となります。
ところが、彼を審問するべき判事の盲目の娘の目を、祈りの力で治してしまい、判事一家はキリスト教に改宗します。
怒った皇帝は、判事一家もろとも聖ヴァレンタインを処刑してしまいました。この日が2月14日で、いつしかのちに聖人に列せられた彼を祝う祭りがおこなわれるようになりました。
ちなみに、彼の事蹟は上記の逸話の他にたくさんあり、どれが真実か不明確なので、カトリックでは聖ヴァレンタインの日は現在祝日からはずされています。
実は、この日はもともとはローマの愛、結婚、家庭の女神ジュノーの祝日でありました。また、ヴァレンタインの祭りは昔のヨーロッパ人にとっては長い冬があけ春の訪れの兆しを感じる祭りであり、春先に男女が知り合う数少ないきっかけの一つでした。
こんなことから、いつしか、ヴァレンタインの祭りの日は、男女が交際を始めるためにカードや贈り物を交わす日になったということです。
女神ジュノーの日の翌日が豊年の祈願をする祭りの日であり、聖ヴァレンタインはその生贄にされたわけですが、かえって男女の愛情の聖人となってキリスト教が民衆に根付くことになったのはクラウディウス帝の誤算といえましょう。
仏教では実は「愛」は元来執着をあらわすネガティブな言葉。しかし、男女であろうと人と人の出会いの貴重さをかみしめお互いの人格を尊重することもまた仏教の大事な教えでもあります。
今日が多くの人にとって、その貴重な出逢いの端緒であることを心から願っています。
小野真@教員
年末にイタリアのローマとシチリア島(パレルモ)にいってきました。
イタリア放浪が目的ですが、きちんと授業用にキリスト教の聖堂の内陣の取材もしてきましたよ。
仏教文化学科では、キリスト教の儀礼も授業であつかうのです。
こちらはカトリックの総本山、バチカンのサン・ピエトロ大聖堂の内陣です。
ベルニーニという彫刻家によるローマ教皇だけが座れる聖台の天蓋が有名ですが、全般に簡素なしつらえ。あまり派手な装飾はみられません。
他方、パレルモのノルマン王宮内の礼拝堂はキンピカ。こちらはギリシア正教風で、イコン(聖画)がモザイクで描かれています。同じキリスト教でも、ローマカトリックとオーソドックス(ギリシア正教)はイコンや教会装飾に対する考えかたが違うのです。
シチリアといえば、マフィアが有名。でも、実はエトルリア、ギリシア、ローマ(キリスト教)、イスラーム、ノルマン人(バイキング)と支配者が変遷して、文化の多層性ではイタリア随一。ノルマン王宮では、ユダヤ人、アラブ人(イスラーム)、キリスト教徒がともに働いていたとのこと。中世のシチリア王国の王さまは、ヘブライ語、アラビア語、ラテン語に通じていたのです。凄いですね。
でも、お約束のマフィア?関係の写真をアップ。「ゴッドファーザー Ⅲ」のクライマックスシーンで使われたオペラの殿堂、マッシモ劇場です。この劇場の階段でアル・パチーノが音声無き絶叫をしていたのですね。。。
(小野真@教員)
新年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
1月2日と3日の厳島神社のお正月奉納舞楽に、所属する雅楽団体から派遣されて参加
してきました。
所属団体の保持する雅楽の伝統は厳島神社との交流が平安時代からあると言われており、その縁もあり今日では、お正月のこの二日間奉納舞楽を担当しています。
2日は舞楽二曲を舞い、3日は舞楽二曲を舞ったうえに、すぐに着替えをして舞楽曲
三曲の笛を担当というハードな日程でした。
大河ドラマ「平清盛」の影響か、両日ともたくさんの参拝客がこられ、廻廊はぎゅうぎゅうづめでした。
ここ数年、この行事に参加していますが、今年は3日が大変寒く、楽舎は国宝では
あるのですが、海風が吹きさらしなので、手がかじかんで笛の演奏に難儀しました。
いずれにせよ、年頭の雅楽演奏は身がひきしまり、新しい年に臨む気持ちをすがす
がしいものにしてくれました。
(小野 真)
お知らせが遅くなってしまいましたが・・・
11月10日(木)に本学の御内仏報恩講法要が行われました。
仏教文化学科の小野真先生が導師、佐々木隆晃先生が司会を勤められました。
三奉請から始まり、正信念仏偈(依経段・草譜)と続きます。
今日は周りには学長先生や仏教文化学科の先生方、たくさんの先生方がおられるので少し緊張気味の学生たち。
学生たちも御焼香しました。
そして北崎宗教部長の法話です。
最後はみんなで御文章を拝読して、無事に終えました。
(学科スタッフ)
11月5日、相愛大学と大阪府立急性期・総合医療センターと森の宮医療大学、三者連携によるシンポジウムが開かれました。
会場は立ち見も出るほど超満員。昨年の「生と死を、今考える」にも増して、熱気あふれる4時間半となりました。
冒頭、相愛大学音楽学部卒業生「ドルチェ」による弦楽四重奏。優雅!
金児学長の挨拶。
釈による基調講演。
本学客員教授・秋田光彦先生がパネリスト。
公立の病院で、東洋医学や死生観や大学や地域共同体など、いろんなものがクロスする場が提供されたことはとても味わい深いものがありました。
当日の様子(写真)は、また掲載させていただきますね。
(釈 徹宗)
9月8日(木)・9日(金)・10日(土)、中沢新一先生の集中講義「原発と仏教」が開講されました。
思想家・人類学者の中沢先生が、相愛大学で3日間連続の仏教講座を開いたのです。
あまりの反響のため、受講できたのは厳正な抽選で当選された200名の方々。
1日目、3時間。
2日目、4時間。
3日目、4時間。
なんと濃密な時間だったことか...。
しかも、A4版7頁の「講義進行レジュメ」とB5版47頁もの「参考資料集」をご準備くださり、中沢先生も並々ならぬ力のいれよう。
受講生の方々はもちろん、相愛大学の学生、教職員、スタッフ、みな夢中で学びました。
震災・原発・人間・生活、そして仏教。
2011年という、今後私たちにとって節目となるかもしれないこの年に、考えるべき多くの視点を提示していただいた、有意義な「集中講義」でした。
(佐々木隆晃)