このほど、釈徹宗先生と芥川賞作家で臨済宗妙心寺派寺院住職でもあられる玄侑宗久師との異色の対談集『自然(自然)を生きる』が、東京書籍から出版されました。
「禅と念仏」との対話は、鈴木大拙博士の「日本的霊性」以来、日本仏教の二つの到達点を探るテーマとして、数多くの議論がなされてきました。山田無文老師と大原性実和上の対談なども、よく知られるところです。
しかし、今回もちろんお二人の宗派的立場がお話の深いところを通底していることにはまちがいありませんが、文字通り縦横にひろがり、そして深まってゆく言葉のやりとりに、そんな宗派の範疇をこえて思わず引き込まれてしまいました。
そしてお二人の対談が、何と震災直前の福島で行われたと知るとき、この一冊のメッセージが被災された方々の真のよりどころになることを念じてやみません。
ぜひ、ご一読ください。 (直林 不退)
2011.08.21
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