コンサート情報  
交響讃歌 親鸞を聞く夕べ
交響讃歌 親鸞を聞く夕べ
交響讃歌 親鸞を聞く夕べ
2009年10月9日金曜日18時開演/17時 開場
ALSOK(アルソック)ホール
入場料:3,000円全席自由
●アストラムライン「白島」駅下車 徒歩約2分※駐車場はありませんので、公共交通機関でご来場ください。
チケット販売:本願寺広島別院、プレイガイド:デオデオ本店他
お問い合わせ先:本願寺広島別院内 相愛オーケストラ交響讃歌“親鸞”を聞く会 担当:斉藤
TEL:(082)231-0302指揮:山下一史、酒井睦雄
演奏:相愛オーケストラ
合唱:崇徳高校グリークラブ


交響讃歌 親鸞を聞く夕べ
 
■作品名
大前 哲 作曲 相愛学園創立120周年記念特別委嘱作品
交響讃歌《親鸞》オーケストラと讃歌のための-作品144
SYMPHONIC CANTICLE《SHINRAN》for orchestra and canticle - op.144
 
         
  ■作品解説

本作品は相愛学園創立120周年記念特別委嘱作品として昨年3月に完成され、同年10月の「第51回相愛オーケストラ定期演奏会」にて初演された。曲は様相の異なる静と動の相互対比を配置した全3章で構成され、現代語法による確定書法で書かれてるが、IIの讃歌のみは調性が使用されている。この交響讃歌《親鸞》は人間親鸞へのオマージュとし書かれたもので、底知れぬ孤独と苦悶の中を魂の地平へと歩み続け生命の光を放つに至った親鸞の旅路を抽象化し象徴的に描こうとするものである。

第1章<道程>は流転する親鸞の歩み、道のりを描く。流罪となった越後の荒涼たる海辺を、そして辺境の山道を彷徨する親鸞の足跡をたどる。弦のトレモロは風に揺れる群葉、低音群は起伏する波のうねり、木管は飛び交う海鳥の声、そして最後まで淡々と3拍ごとに繰り返されるティンパニーの“ラ音”は親鸞の歩みを描く。

第2章<讃歌>では歌人:九條武子夫人の代表作とされる「心の合掌」が合唱で歌われる。曲頭にCalma con core(心を込めて静かに)とあるとおり、慈悲に包まれた喜びを静謐に歌い上げる。響きの透明性、純粋性のためにオーケストラは弦楽のみの演奏となる。

第3章<光明>は明日への希望、輝きを描く。拡散と収束を繰り返す音響カンバス上に変容し続けるモチーフ群による高揚と沈潜、緩急の対比が配置されている。

(大前 哲)
  ■大前 哲/Satoshi Ohmae

1967大阪学芸(現教育)大学卒業/69〜75「日独現代音楽の夕」制作/78〜84「現代の波-現代音楽祭」制作/88〜「コタ現代音楽シリーズ」主宰/88〜89「JFCコンサート」(アムステルダム)出品/92〜98「神戸・音楽の展覧会」制作/95 大阪シンフォニカー創設15周年記念委嘱作品初演、サントリー音楽財団コンサート10周年記念「関西の作曲家」出品/96 讀賣新聞社主催「阪神大震災鎮魂・1/17」委嘱作品初演、「The Kingdom of Crystal音楽祭」(ストックホルム)出品/97「CIDTコンサート」(ニューヨーク)出品/98 CD「大前哲=室内楽曲集」リリース/99「ISCM World Music Daysルーマニア大会」(ブカレスト)出品/2000「日本の現代音楽展」(ライプツィヒ)出品/02「国際永久平和祈念祭典'02」委嘱作品初演/03「Lange Musik Nacht」(ミュンスター)出品等、国内外で数多くの作品を発表する他、各種の現代音楽演奏会および音楽祭に出品。

大阪文化祭賞、ブルー・メール賞、井植文化賞、「グスタフ・マーラー国際作曲賞」第2位 (オーストリア)、「ウディネ国際作曲賞」第1位 (イタリア)、「国際ビエンナーレ作曲賞」第1位 (アメリカ)、「タンスマン国際作曲賞」第3位 (ポーランド) 、「ルトスワフスキ賞2008 国際作曲コンペティション」第2位 (ポーランド) 等を受賞。その他、楽譜出版、CD収録等多数。現在までの公開作品総数は約140曲。相愛大学音楽学部教授。

 
 
 
  ■山下 一史/Kazufumi Yamashita

1961年広島県生まれ。1984年桐朋学園大学卒業後、ベルリン芸術大学に留学。1986年デンマークで開かれたニコライ・マルコ国際指揮者コンクールで優勝。1985年〜1989年までカラヤンのアシスタントをつとめ、急病のカラヤンの代役をジーンズ姿で務め話題となる。ヘルシンボリ交響楽団(スウェーデン)首席客演指揮者、オーケストラ・アンサンブル金沢プリンシパル・ゲスト・コンダクター、九州交響楽団常任指揮者を歴任。また、2006年からは一般公募型大規模「第九ひろしま」(管弦楽:広島交響楽団)に指揮者として毎年参加している。現在、仙台フィルハーモニー管弦楽団正指揮者を務め、オペラ、オーケストラの両面においてますます注目を浴びている。

  ■酒井 睦雄/Mutsuo Sakai

桐朋学園大学音楽学部卒業。指揮を斎藤秀雄、秋山和慶、クラリネットを北爪利世、二宮和子、F.フックス各氏に師事。'77年ザルツブルクにてオトマール・スウィトナー氏に師事。'71年より、相愛大学にてオーケストラ、クラリネット、室内楽などを指導し、後進の育成にあたっている。'74年より、芦屋室内合奏団音楽監督。'74年〜'76年まで岐阜県交響楽団常任指揮者。'76年より京都薬大管弦楽団常任指揮者。'87年より高知大学医学部管弦楽団常任指揮者。'90年より女声合唱団「プリモーラ」顧問。その他、高知交響楽団、高知室内管弦楽団、南港混声合唱団、長岡シティアンサンブル、長岡京市民管弦楽団などを指揮、指導し、アマチュア合奏団の発展と地域の音楽文化の向上に尽力している。'05年第19回京都芸術祭京都府知事賞を受賞。現在、相愛大学音楽学部教授。

 
 
 
  ■崇徳高校グリークラブ/
   SOTOKU High School Glee club

崇徳高等学校グリークラブは、前顧問であり常任指揮者であった天野守信先生により合唱音楽を通して情操を深め、より充実した高校生活を送る目的で、昭和43年4月に創立された。しかし平成12年9月に天野守信先生が体調不良を理由にグリークラブ顧問、常任指揮者を引退され、代わって小島克正先生が顧問、常任指揮者となった。また、平成14年度より、合唱指揮者の猪原龍吉先生を新たに常任指揮者に迎え、音楽的にも発声的にも、より充実した活動を行っている。グリークラブの主なる活動は、毎年9月に行われる定期演奏会と、全日本合唱コンクールへの参加。全日本合唱コンクールには過去21回中国地区代表として出場し、金賞10回、銀賞8回他の成績をあげている。平成18年には、文化部のインターハイである全国高等学校総合文化祭への出演、そして8年ぶりとなる合唱コンクール全国大会への出場も果たし、今後が期待されている。また、定期演奏会も38回を数え、クラブにとっては欠かす事のできない行事になっており、秋の行事として定着している。

  ■相愛オーケストラ/SOAI Orchestra

相愛オーケストラは1956年に創設。「サイトウ・キネン・オーケストラ」にその名をとどめる名教育者、故斎藤秀雄教授の薫陶を受け、現在もその独自の指導法を継承している。1970年には大阪文化祭賞を受賞。オーケストラは5組が編成され、大学生による弦楽オーケストラのA組、高校生及び大学生による大編成の管弦楽であるB組、中学生の弦楽科に大学生を加えた管弦楽のC組、小学生の弦楽科による弦楽オーケストラのD組、そして大学生によるウインドオーケストラという多彩ぶりが大きな特徴となっている。指揮者陣としてはイギリスでエリザベス女王より大英勲章CBEを受けた尾高忠明氏をはじめ、円光寺雅彦、梅田俊明、酒井睦雄の諸氏が名を列ねている。

毎年、春(いずみホール)秋(ザ・シンフォニーホール)の2回の定期演奏会、ウインドオーケストラの定期演奏会、C組D組による定期演奏会が開催されているほか、これまでに沖縄、和歌山、岡山、徳島、高知、黒部、浜松、滋賀の各地へ演奏旅行に赴いた。海外においても過去3回にわたって「相愛ジュニアオーケストラ・ヨーロッパ演奏会」を行い、ロシア、ポーランド、イタリアにて絶賛を博した。さらに2008年4月には相愛学園創立120周年を記念して、大学生による「相愛オーケストラ・ヨーロッパ演奏旅行」が行われドイツ(デュッセルドルフ)、ポーランド(ワルシャワ)、イタリア(ミラノ)における公演は極めて高い評価を受けた。

 
 
 

相愛大学ホームページへ