相愛大学 文化交流学科ブログ

2011年8月

経済学は役に立つ?

文化交流学科の片岡 尹(かたおかただし)と申します。これまでおもに国際金融を研究してきました。授業は、国際金融、国際経済、企業文化などの経済・経営系の科目を担当します。趣味は山歩きとスキーです。

経済学は役に立つのか、というのは古くからの質問です。いつまでも経済状況が改善しないためか、収入の伸びが悪いためか、最近とくによく耳にします。答えはそう単純ではありません。経済とは生産と消費のすべてであり、当然経済学も、市場を介した生産と消費の関連を考えるときの枠組みであり、収益をあげるための指針に留まりません。経済学をうまく活用するとお金を儲けられるのではないか、と一般に期待されていることは理解できます。率直に言って、お金を儲けるためには、ことに株式や外国為替で稼ぐためには、経済学だけでは不十分で、それ以外の要因のほうがより重要と思われます。

 役に立たないのかといえば、決してそうではありません。何もしないでほっとくのが一番(レッセ・フェール)と主張する経済学の一派もありました。この自己否定的な主張から、経済とはどのようなものであるかを理解するのに経済学が役に立った、と言えなくもありません(私はこの見解に与しませんが)。これまで世界は全体として豊かになってきました。分配の問題を含め、豊かさとは何か、それを達成するにはどうしたらよいか、を考えてきた経済学も大いに貢献しました。経済学を勉強すると、毎朝、新聞を読むのが楽しくなります。後追いであっても、社会の動きがよく分かるようになります。その意味で、金銭的にはともかく、知的にも、私たちの生活を豊かにしてくれることは疑いありません
2011/08/05
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"アメリカ文明"とは?

皆さん、こんにちは。当学科の教員の一人、佐々木豊です。専門はアメリカ研究(特にアメリカ外交史)です。

 

  DSCF2329_R.JPGというと、何やら普段の私たちの日常生活とあまり関係のないことを勉強をしているように聞こえるかもしれません。が、ちょっと考えてみてください。例えば、私たちが普段の衣食住でお世話になっているマクドナルド(ファースト・フード)、セブン・イレブンやローソン(コンビニ)、そしてGAP(衣料)といったチェーン店はもともとアメリカ発のものです(これらのお店のメニューや品揃えが、日本人の好みに合うように、"日本化"されているところが実は面白いのですが...)。また少し難しいかもしれませんが、日本の国内政治にも大きな影響を与えている(そして地元の人々にとっては死活問題になっている)沖縄などの基地問題も、つまるところ日本とアメリカがこれまで結んできた密接な関係に起源を有する問題です。

 

私の授業では、特に戦後の日米関係の展開を、広い意味での"文化交流"の観点から(そして時には政治上の力関係にも注目して)捉えることを目標にしています。一緒に、最も身近にある異文化としての"アメリカ"を体験してみませんか?

DSCF2053_R.JPG(付記)左の写真はニューヨークの摩天楼の一部です。"アメリカ文明"というと、超高層ビルに象徴される機械/物質文明を連想される人もおおいことでしょう。しかし、それだけが"アメリカ文明"と言い切れないところが、アメリカ研究の面白いところです。

 

2011/08/03
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