
このブログを読んでいる皆さんの中には、"英語がしゃべれるようになりたい"、"英語圏に留学してみたい"、と考えている人も結構いるかと思います。今回は、日本人にとって留学のシチュエーションでこの英語が"しゃべれるようになる"とはどういうことなのか(どういうことが大切なのか)について、アメリカの大学に留学を経験した者の立場から一言、アドバイスをしたいと思います。
例えば、よく言われるように、アメリカの大学の少人数の授業では遠慮したり恥ずかしがったりして(アメリカ人の学生の中にも実際そのような人がいます)、自分の意見を何も言わないと「あいつは何も考えていないのではないのか?」と思われて低い評価をもらうことがあるというのは事実です。では、留学生の場合はどうなのでしょうか?アメリカ人の学生と対等に張り合って議論に参加しなければ、良い評価をもらえないのでしょうか?
答えは"No"です。そもそも帰国子女でもない限り、ネイティブ・スピーカーと対等に張り合える訳はありませんし、先生の方も英語を母語としない留学生にそんなことは期待していません。むしろ、授業の中で一回でも"中身のある"ことを言うとそれを評価してくれるのです(その際、完璧な英語である必要はありません)。ここで言う"中身のある"発言というのは、例えば教科書や参考図書を前もってしっかり読んできて、その回の授業のトピックと密接に関わる事柄をしっかりと押さえつつ自分の考えたことを簡潔に述べることを意味します。実はこのことは、アメリカ人の学生にも当てはまり、授業中、我先にと "マシンガン"のように喋りまくる学生よりも、2~3回ほどしか発言しないものの、本質を突いた意見を言う学生の方が先生からも、また一緒に授業を受けている仲間からも一目置かれていました。
もちろん、特に英語を母語としない留学生にとっては、1回だけでも英語で中身のある発言をするのはそう簡単なことではありませんが、当学科では、そのような英語力がつくカリキュラムがしっかりと組まれています(ちなみに、中国語やスペイン語も学べます)。つまり、ネイティブ・スピーカーを初めとする語学関連の授業はもちろん、国際経済や文化、また外国事情をしっかりと学べる科目が充実しており、外国人とさまざまなシチュエーションにおける会話で"中身のある"発言をする能力が身につけれられます。教員一同、そのような若者をたくさん育てたいと考えています。
(文化交流学科教員)