ワルシャワショパンアカデミー教授で相愛大学客員教授のトマシック氏ヴァイオリンリサイタルが2011年10月10日本学ホールで開催されました。
「心洗われる」とはこういうことかと改めて感じさせられる、素晴らしい演奏会でした。一つ一つの音をていねいに真心こめて弾くと、その邪気のなさが聴衆の心を強く打つとは「目から鱗」でした。純粋さこそが世の中で一番強いものなのかも知れません。
ヴァイオリン:スワヴォミル・トマシック
ピアノ:井上 麻紀
プログラム
●W.A.モーツァルト : ソナタ ト長調 K.301
●C.フランク : ソナタ イ長調
●K.シマノスキ : 神話op.30
●G.バセヴィッチ : ポーリッシュ キャプリース
●S. トマシック : ラ・カデンツァ op.3
●H.ヴィエニアフスキ : 伝説曲 op.17
●H.ヴィエニアフスキ : 華麗なるポロネーズ ニ長調 op.4
●スワヴォミル・トマシック(ヴァイオリン)
Slawomir Tomasik (Violin)
1983年ショパンアカデミーを優秀な成績で卒業。
ヴァイオリンをJ.タブロシェビッチ、K.ヤコヴィッチ、
T.ヴロンスキーに師事。ケルンムジークホッホシューレ
(ドイツ)にてアマデウス弦楽四重奏団の下で室内楽の
研鑽を積む。 国内外のコンクール(ルブリン、カトウィス、ウロクラフ、ハノーファー)で入賞を果たす。ポーランド、フランス、オーストリア、フィンランド、ノルウェー、日本、韓国、スイス、ロシア、ウクライナでソロ、室内楽の演奏会開催。ポーランド国営ラジオ交響楽団、ルブリンフィル、カリシュフィル、オルチェンフィル、タエグ交響楽団、コンジュ交響楽団、等とソリストとして共演。 リーストリーム、トンスター、ポーランドラジオ、デュクス等からCDをリリース、好評を博す。2010年にはシマノフスキー作品全曲を録音。 1997年「スケールとアルペジオシステム」をソウルで出版。2000年にはビデオ付きでポーランドでも発売。2002年に出版されたメソード「ヴァイオリニストのコンパス」はポーランドでベストセラーになり、初版は即売り切れた。2007年出版の韓国語版はポーランド人初のアジア市場進出となった。2001年にはパデレフスキーのヴァイオリン曲全曲を、2006年にはテレマンの「12のファンタジー」を校訂編集。 ポーランド、フランス、ドイツ、韓国のテレビで数々の新曲の世界初演を果たし、その紹介に貢献している。1992年~1994年韓国のタエグ交響楽団の初代コンサートマスターとして活躍。 無伴奏ヴァイオリン曲の作曲も手がけ、特に作品3「ラ・カデンツァ」の世界初演は東京カワイホールで2002年に行われ、熱狂的な評判を得た。 ヴロンスキー国際ヴァイオリンコンクール(ポーランド)を始め、世界各国(イタリア、ハンガリー、ロシア、韓国)でヴァイオリンコンクールの審査員を務める。又、ロシア、ポーランド、韓国で公開レッスンを開催。
現在、ワルシャワショパンアカデミー教授、相愛大学客員教授。
●井上麻紀(ピアノ)
Maki Inoue (Piano)
桐朋学園大学卒業、同大学研究科を経て、ショパン音楽院元学長
レギナ・スメンジャンカ氏の直弟子としてポーランド・ワルシャワ
にて5年間研鑽を積む。安川加壽子記念、吹田音楽、セニガリア
国際、パデレフスキ国際など、国内外の多くのコンクールにて上位
入賞。オーケストラとの共演、音楽祭に招聘されリサイタルを行う
など日本、ポーランドを中心にアメリカ、ドイツにて演奏活動を行う。
帰国後は関西を拠点に、ソロ・室内楽の演奏活動を行う傍ら、コンクールの審査・後進の指導にあたっている。これまでに堤芙喜子、小西淳子、徳末悦子、三上桂子、野島稔、レギナ・スメンジャンカの各氏に師事。現在、相愛大学音楽学部特任専任講師。