相愛大学 音楽学科ブログ

2014年6月

SOAI CelloFamily 2014

6月24日(火)にチェロファミリーのコンサートを行いました。
以下、ご来場いただいたお客様がブログにアップされたものを許可を得て転載いたします。


相愛(そうあい)大学音楽学部のチェロ科の学生、教員、卒業生ら13人によるチェロアンサンブル「SOAI Cello Family 」、3回目の学内演奏会が昨夜、南港ホール(大阪・住之江区)で行われました。生誕100年のトルトゥリエの作品、ブラジル風バッハをソプラノ歌手との共演、さらにグリーグのホルベルクの時代全曲演奏など意欲的なプログラム。難曲へのチャレンジは聴きごたえ充分でした。(2014年6月24日)
★家族のように和気あいあいと「絆を感じ音楽を共有できる幸せ」
浄土真宗、宗祖・親鸞上人の教えを根底にした相愛大学は120年の歴史を持つ伝統大学、1958年に音楽学部が設けられ、1981年に大阪・南港キャンパスが完成。演奏会はコンサートホール兼講堂「南港ホール」で行われ、平日の夜ながら200人ほどの観客が訪れました。少々不便な場所ですが、静かで緑がいっぱいのキャンパス。
SOAI Cello Family は指導に当たる斎藤建寛(たつお)教授、林 裕(ゆたか)准教授を中心に卒業生も加わり、家族のように和気あいあいと技術向上に励む、としてこの名が付きました。毎年この時期に学内演奏会を公開して実施、今回で3回目。
※この日の演奏会の模様は主催者の許可を得て撮影・掲載をさせて頂きました。


★小編成から大編成まで 指揮なしでも自立し、意思のある演奏を目指す
①W.フィッツェンハーゲン:アヴェ・マリアOp。41 (演奏時間5分)
チェロ13人全員で四重奏。チェロアンサンブルだから出せる美しいく折り重なるチェロの響き、実に荘重。1st斎藤さん、4th林さんが要所を締める。1パート:斎藤教授、田中夕祈さん(2年)、中島紗理さん(卒業生)、相浦薫さん(専攻科)、2パート:片岡あづささん(3年)、島田瑠萌さん(3年)、仙波房子さん(卒業生)、3パート:大槻未弦さん(3年)、宮田侑さん(卒業生)、芝内あかねさん(1年)、4パート:林准教授、徳安芽里さん(2年)、藤原昌太郎さん(卒業生)


② N.ティッチャーティ:ディベルトメント (演奏時間8分)
チェロ(弦楽器専攻)の3年生の3人が主体的に取り組んだ曲で実に若々しい。大槻未弦さん(3年)、片岡あづささん(3年)、島田瑠萌さん(3年)。曲調はバロックのようでも比較的新しい作曲家。3人はいずれも重りの付いたL字型加工の「イナズマエンドピン」。振り子の原理で元に戻ろうとするため、移弦が楽だそう。


③ J.クレンゲル:主題と変奏Op.28 (演奏時間9分)
片岡あづささん(3年)、芝内あかねさん(1年)、徳安芽里さん(2年)と斎藤教授の4人。比較的速いパッセージでハイポジは難しそう。改めて斎藤さんの4パートの役割の大きさを実感。


④ P.トルトゥリエ:シャム猫 (演奏時間2分)
今年生誕100年になるトルトゥリエから2曲。短いこの「シャム猫」は猫がそっと出てきてジャれて帰っていく様子を描写。1番チェロを斎藤さん、2番を林さんが演奏。グリッサンドで猫の鳴き声のような音色、ピッチカートで猫の足並み、ちょっと不気味ながら情景が浮かんで楽しい。


⑤ P.トルトゥリエ:アラ・モード (演奏時間8分)
細見理恵さんのピアノと1番チェロ林さん、2番斎藤さんに変わって演奏。パリの香り一杯のエレガントなワルツ。パリ音楽院では作曲も学んだトルトゥリエが、やはりチェリストの夫人と素晴らしいデュオを奏でたそう。笑みを浮かべて楽しそうにノリノリ、ワクワクの演奏でした。<休憩10分>


★藤原昌太郎さん編曲のレ・ミゼラブルに感動 
後半は長大な難曲を3曲。準備に相当時間を掛けたであろう作品、聴きごたえがありました。その中でも藤原昌太郎さんの編曲作品が特に印象的。「あたたかい」雰囲気はチェロの持ち味をいかんなく発揮。ミュージカルの原曲を壊さず楽器が唄う理想の形。この日のプログラムで一番のお気に入りです。


⑥ H.ヴィラ・ロボス:ブラジル風バッハ第5番 (演奏時間13分)
ヴィラ・ロボスが祖国ブラジルの民族音楽と、尊敬するバッハの作曲様式を融合した傑作。9曲あるソプラノ独唱と8つのチェロのための作品から第5番のⅠ.ARIA Ⅱ.Dansa。アリアはヴォカリーズに始まりハミングで復唱される有名な旋律、踊りはマヌエル・バンデイラのポルトガル語の歌詞を卒業生の松岡怜奈さんが熱唱。


⑦ C-M.シェーンベルク:レ・ミゼラブル(編曲:藤原昌太郎) (演奏時間10分)
ビクトル・ユーゴーの小説を原作に、世界43カ国で上演されて大ヒットを記録した名作ミュージカルを観た相愛卒業生の藤原さんがチェロの魅力が満載の素晴らしいアレンジ。島田瑠萌さん(3年)、大槻未弦さん(3年)、田中夕祈さん(2年)、そして林准教授。あたたかい音色が印象的な島田瑠萌さんのソロが美しい。


⑧ E.グリーグ:組曲「ホルベルクの時代」より作品40 (演奏時間18分)
13人チェロ全員とコントラバス2台がが加わり弦楽合奏版を演奏。バスが入ると実に音が引き締まります。熱く若々しい。前奏曲・サラバンド・ガヴォット・アリア・リゴドンの5曲。北欧ノルウェーの作曲家グリーグが、文学者 ルズヴィ・ホルベア生誕200周年祭のために作曲した弦楽合奏曲。


⑨<アンコール>Giovanni Sollima:Terra Danza[地球のダンス] (9分)
全員で奏でる演奏。林 裕さんが見つけてきたという曲。暗転のステージで斎藤さん、林さんが奏でるアフリカの民族音楽のようなリズム。徐々に明るくなると演奏がヒートアップ。床を靴で鳴らしたり、楽器を叩いて打楽器のように演奏。「血がたぎって」いくのがわかる活気ある音楽でした。

(管弦打研究室)
2014/06/27
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杉山康人先生テューバ集中レッスン 2014

6月23日(月)本学出身で現在クリーブランド管弦楽団テューバ奏者の杉山康人氏が来学、集中レッスンを行いました。

SugiyamaLesson.jpg

杉山康人先生集中レッスン
      
1)松浦 彰宏(Ⅰ)
  Tuba Concert / Edward Gregson

2)室生 美月(Ⅱ)
  Suite No.1 「Effie Suite」 / A.Wilder

3)木ノ下 まどか(Ⅳ)
  Concerto for Bass Tuba / R.V.Williams

4)増田 蓮美(Ⅰ)
  Tuba Concertino / A.Frackenpohl 

5)井口 雄介(Ⅱ)
  Suite Marine / J.Michel-Defaye

杉山先生は、11月30日にザ・シンフォニーホールにて開催する、相愛ウィンドオーケストラ第36回定期演奏会にソリストとして出演されます。

♪相愛ウィンドオーケストラ 第36回定期演奏会♪
日時:2014年11月30日(日)16:00開演(15:00開場)
会場:ザ・シンフォニーホール
入場料:全自由席 前売当日共1,000円
指揮:新田ユリ、若林義人
テューバ独奏:杉山康人(本学卒業生、クリーブランド管弦楽団)

ぜひ、ご来場ください。

(管弦打研究室)
2014/06/23
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