相愛大学

2011年4月音楽学部と人文学部に3つの学科を新設

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2010年4月18日掲載 『私をひらく、相愛の風 シリーズ(1)』
私をひらく、相愛の風。~受け継がれる慈愛のこころ、変わりゆく相愛の学び~
2010年4月18日掲載 『私をひらく、相愛の風 シリーズ(1)』
社会の変化に先駆けた、新しい学びと人材育成を。

金児学長 本年4月1日に学長に就任いたしました金児曉嗣です。1888年に浄土真宗本願寺派第21代門主、明如上人によって設立された歴史ある相愛大学の運営に携われることは、大変光栄であり、改めて責任の重大さを感じ、決意を新たにしております。いま、私が志すことは、この伝統ある相愛大学をさらに「魅力ある大学」として変革していくことです。では、これからの魅力ある大学像とはどんなものでしょうか。

   第一に、社会はグローバル化、情報化という激しい波によってその構造から大きく変わりつつありますが、その中でただ既存の学びを提供していくだけの大学は時代から取り残されてしまうでしょう。社会の変化に先駆けて、常にこれからの時代をつくる人材に必要な学びを提供していくことが求められます。相愛大学はこのような時代の要請に、2011年度からの新学科設立、学科改組により対応していきます。音楽学部では演奏技術中心ではなく、ビジネス論や文化論、情報分析といったさまざまな視点から音楽を捉え、考察する「音楽マネジメント学科」を新設します。また、人文学部は「日本文化学科」「人間心理学科」「社会デザイン学科」の3学科を、来るべき社会に対応するため、従来の学びを根底から見直し、より内容を充実させた3学科体制に再編。「日本文化学科」のコースをさらに多様化させるとともに、世界に日本を発信できる人材育成を目的として、日本の文化や民俗性、独自の宗教観への見識を深める「仏教文化学科」と、1つの学問分野だけでは解明できない複雑な社会状況に対し、社会学や歴史学など多様な文化的視点からアプローチする「文化交流学科」の新たな2つの学びを展開していきます。
そして第二に、「魅力ある大学」とは、教員から教わるだけでなく、学生が自発性を持って学びに取り組む環境と気風を持った大学ではないかと私は考えます。これを実現するために、今後本学独自の「初年次教育」を徹底してまいります。大学では何を、どういった方法・プロセスで主体的に学ぶのかを入学直後に担当教員からじっくりと教わることにより、学生は高校時代の知識偏重型の学びから大学での自主自立型の学びへスムーズに移行することができるでしょう。4年間という短い時間をより充実したものへと変えるきっかけをつくります。また、これは初年次に限ったことではなく、以後も学生からの質問や相談にすべての教職員がマンツーマンで応える「オフィスアワー制度」などの実施によって、常にサポートしていきます。
私は常々、これからの社会に必要な人材は“人を信頼し、人に信頼される人”だと考えてきました。そんな人材を育む教育は、多文化の共生がテーマとなるこれからの社会でますます求められると同時に、120年有余受け継がれてきた「當相敬愛」の建学の精神にも重なるものです。私たちは「魅力ある大学」としてさらに進化するキャンパスの中で、知識習得だけにとどまらない人と人とのつながりの中で、自分の力を発揮する人材を力強く育んでいきたいと思います。

相愛大学 学長  金児曉嗣