相愛大学

2011年4月音楽学部と人文学部に3つの学科を新設

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2010年5月15日掲載 『私をひらく、相愛の風 シリーズ(2)』
私をひらく、相愛の風。~受け継がれる慈愛のこころ、変わりゆく相愛の学び~
2010年5月15日掲載 『私をひらく、相愛の風 シリーズ(2)』
音楽をビジネス視点で捉える、これまでにない学びを。

大前教授  インターネットの発展や普及により、身近にさまざまなコンテンツが溢れるいま、音楽ビジネスは多様化・複雑化の一途をたどっています。例えば、コンサートを開催するにしても、いつ、どんな規模で開催するのが最も効果的なのかを見極め、集客のためにどのようなメディアを活用して宣伝・広告活動を行うべきか、コンサート自体を盛り上げるためにどのような演出が必要かなどを多角的に考えなければなりません。さらに、その内容を音楽CDやDVDで販売したり、インターネットを通して配信するなど、多チャンネルのビジネス展開に結びつけていくことも重要です。このほか、ゲーム音楽などの新たな音楽ジャンルを市場で確立させるために、ビジネスチャンスを創出していく独自の発想も求められます。
  今後音楽ビジネスの世界で活躍するためには、優れた楽曲や演奏を創造できるだけでなく、それをいかに発信するかというプロデュース力、あるいはマネジメント力が非常に重要になってくるのです。
  しかし、これまでの音楽系大学では、演奏家として「表現」の理論や技術を学ぶカリキュラムは充実していますが、それを社会に発信する力を磨く教育が充分に行われていませんでした。もちろん、経済・経営系大学に進学すれば、ビジネスを発信する力を実践的に学ぶことはできますが、音楽そのものに対しての理解を深めることができません。これは音楽ビジネスを担う人材を育成する上で、大きな課題となっていたのです。
  そうした課題を解決するのが、2011年度より相愛大学の音楽学部で新設予定の「音楽マネジメント学科」です。これまで多くの演奏家を育て輩出してきた、歴史と伝統を有する相愛大学の「音楽」教育を基盤に、ソフトウェアやプログラミングの基本技術からコンテンツ制作やインターネットによる音楽配信などの応用技術を身につける「IT」教育、コンサートや放送、出版などの分野で音楽ビジネスの企画戦略を学ぶ「経営」教育、という3つの領域を総合的に学ぶことができるのが第一の特長です。
  こうした学びを通して、芸術としての音楽を深く理解すると同時に、それをビジネスとして捉え、展開させていく行動力を兼ね添えた、いわば音楽ビジネスのスペシャリストを育成していきます。
  また、第二の特長として、音楽ビジネスの中での即戦力を育てるために、実習による実践力の獲得を重視。具体的には、インターンシップや企業との連携により、現場を体験する機会を数多く増やしていきます。さらに、音楽ビジネスを学ぶ環境として、より効果的な本町学舎での開設を検討しています。
   一昨年に相愛学園120周年、音楽学部創設50周年を迎えた相愛大学では、「新たなる始まり」として、今後も変革の歩みを進めてまいります。今回の新学科設立はその象徴となるべく、これまで演奏系中心だった音楽学部に深みと奥行きを与え、2学科体制としてさらなる成長を遂げることを目指します。

相愛大学 音楽学部 
   学部長  大前 哲