相愛大学では、音楽をビジネス視点で捉える、これまでにない学び「音楽マネジメント学科」を2011年度より開設する予定です(設置届出手続中)。「音楽」「経営」「IT」という3つの柱を基盤とした教育、そして音楽ビジネスを自らの力で動かしていく人材育成の目的については、これまでにもご案内してきましたが、今回は具体的な「学び方」についてご紹介します。
現在の高等教育機関においての音楽教育の現場では、そもそも音楽ビジネスについての、実践的な教育が行われておらず、そのためよい人材が育ちにくいというのが現状です。こうした現状を踏まえ、音楽ビジネス教育の先駆者となるべく相愛大学としては、どのようなカリキュラムを実施すべきかについて、設置準備室を設けて慎重に準備を進めてまいりました。私たちの考えとしては、音楽マネジメント教育といっても、形ばかりのマネジメント理論やIT技術だけを詰め込み、現場で活用できなければ意味がありません。本学科では実際に学んだ一人ひとりの学生が卒業後に、音楽業界で力強くビジネスを展開していける実践力の習得をめざいています。
そのためカリキュラムにおいては、大きな2つの特徴があります。1つ目は、音楽のことはもちろん、経営、情報処理、プログラミング、法律、文化政策、マンガ・アニメーションなど、幅広い分野で専門性が学べることです。非常勤講師の方も含めそれぞれの専門分野で高い功績や研究実績のある教員スタッフを集結させ、この多角的な学びを実現します。こうして、各専門分野を総合的に学び、音楽ビジネスの全体を見据えることにより、明確な目的意識を持って自分の仕事に取り組める人材を育みます。2つ目の特徴は、徹底した実践指導にあります。たとえば、「コンサート企画」という課題に対し、私たちが教えるのは、単にユニークな企画の立て方だけではありません。いかに効率よく運営するか、きちんと採算を確保できるか、ということも視野に入れなければ、そのコンサートを成功に導くことはできないでしょう。事業計画の立て方から、予算管理、税金や著作権の知識等、実際にコンサートを開催するために知っておくべきことを、実習やゼミを通して学んでいきます。
このような教育により、幅広い専門性と現場で活用できる実践力を身につけた学生は、新たなビジネスモデルを創造する人材へと成長できると私たちは確信しています。
「音楽ビジネス」を理解していただくために、相愛大学では音楽マネジメント学科の新設をより多くの方に知っていただくたく、吉本興業とのコラボレーションによる新学科誕生劇「ソーアイ カンタービレ」という公演を7月10日(土)に開催します。(詳細はホームページにて)よしもとの芸人の方と相愛大学の教員スタッフとが「舞台ができるまで」を劇にして、音楽ビジネスをわかりやすくご紹介いたしますので、高校生の方はもちろん、保護者や教育関係者、音楽業界の方なども、ぜひご覧ください。
| 音楽マネジメント学科
設置準備室長 安井 敏雄 |

