豊かな教養を身につけ、人間性を練磨することが大学教育の目的のひとつです。後者の点については、本学にはきわめてユニークで尊い人材育成の目標があります。それは、本学の建学の精神として、宗祖親鸞聖人のみ教えを基調とした宗教的情操教育を教育の中心にすえていることです。
世界と社会はますますグローバル化が進むとともに、価値観が多様化し、競争が激化していくことでしょう。そうしたなかにあって、自分を愛するように他者を敬愛することの尊さを知りそれを実践することは、皆さんがいずれはばたく社会を生き抜くうえで大きな力となります。相愛大学の名の由来である「當相敬愛」はまさに本学の教育のめざすところであります。 若い皆さんは無限の可能性を秘めていますが、その可能性を引き出すには努力と情熱、そして自己への信頼が必要です。本学はそのための教育環境を整え、皆さんの情熱を燃やすために労を惜しむことなく、一人ひとりの個性に応じた教育を心がけています。
真の意味で自己を信頼できるためには、まず他者を信頼するこころがなければなりません。大学生活において、勉学と並んで重要なことは「出遇い」です。青年期において良き友人を得ることはとても大切なことです。友人との関係を通じて、自分の個性のあり方を自覚するとともに、自分とは異なる生き方を理解し、価値判断を学ぶことができます。初心を貫くうえで励みとなり、自己の向上にプラスとなるような友人を得て、お互いに競い合い磨き合って、生涯の友となる良き友と親しんでくださることを願っています。
| 氏 名 | 金児曉嗣 (かねこ さとる) | ![]() |
|---|---|---|
| 生年月日 | 昭和19年11月23日 | |
| 専 攻 | 社会心理学 、宗教心理学 | |
| 学 位 | 博士(文学)(平成6年 大阪市立大学) | |
| 最終学歴 | 京都大学大学院文学研究科博士課程(心理学専攻)単位取得退学 |
職 歴
| 昭和48年4月 | 大阪市立大学文学部助手 |
|---|---|
| 昭和53年4月 | 大阪市立大学文学部講師 |
| 昭和55年4月 | 大阪市立大学文学部助教授 |
| 昭和62年4月 | 米国カンサス大学、ハワイ大学客員研究員(~昭和63年3月) |
| 平成5年4月 | 大阪市立大学文学部教授 |
| 平成5年4月 | 国際日本文化研究センター客員教授(~平成9年3月) |
| 平成9年4月 | 大阪市立大学文学部長・文学研究科主任(~平成11年3月) |
| 平成13年4月 | ハンブルク大学客員教授(~平成13年6月) |
| 平成14年4月 | 大阪市立大学副学長 |
| 平成16年4月 | 大阪市立大学長 |
| 平成18年4月 | 公立大学法人大阪市立大学理事長・大阪市立大学長(~平成22年3月) |
| 平成22年4月 | 大阪市立大学名誉教授 |
| 平成22年4月 | 学校法人相愛学園 相愛大学学長 |
| 平成24年1月 | 学校法人相愛学園理事長・相愛大学学長 |
現在の主な公職
| 大阪国際平和センター(ピースおおさか)理事長・大学コンソーシアム大阪理事長 |
| 神戸市公立大学法人評価委員会委員(平成23年度~) ほか |
主な著書等
| 『宗教心理学概論』(監修・共著)ナカニシヤ出版 |
| 『寅さんと日本人―映画「男はつらいよ」の社会心理』(共編著)知泉書館 |
| 『文化行動の社会心理学』(共編著)北大路書房 |
| 『サイコロジー事始め』(単編著)有斐閣 |
| 『日本人の宗教性―オカゲとタタリの社会心理学』(単著)新曜社 |
| 『真宗信仰と民俗信仰』(単著)永田文昌堂 |
| 『ポスト・モダンの親鸞』(共著)同朋舎 |
| 『現代人の宗教』(共著)有斐閣 など多数 |







