8月7日~9日の3日間、主に中学校・高等学校の音楽科の現職の先生方を対象に、教員免許状更新講習が実施されました。今回も、大阪府内だけでなく、九州・沖縄地方や中国地方からご参加くださった方々も含めて多くの先生方に受講していただきました。
講習の中では、音楽理論の根幹を成す「和声学」を学び直したり、本学の音楽学部生をモデルにしたアンサンブル指導について活発にディスカッションしたり、打楽器の歴史や役割などに関する映像も交えた解説の後に基礎奏法やボディパーカッションを演奏していただいたりしました。
一日6時間という長時間の講習でしたが、参加された先生方は、「和声学を基礎から丁寧に教えていただき、楽しかった。またゆっくり勉強し直したい。」「同じ演奏を他の先生方と聴いて意見を述べる体験は他ではできない貴重なものだった。」「音楽の原点に戻り、何が大切かを考えさせられるいい研修だった。」「講義をお聴きし、今までモヤモヤしていたものを言語化していただき、認識することができたのでスッキリした。現場で生徒と音楽を作っていく時にも、自分が音楽と向き合う時にも心に留めておきたい。」「期待通りの楽しい講座であっという間の時間だった。毎年受けたい。」「これからの教員人生の宝になる時間だった。現場に帰り、子どもたちへ返していきたい。」等、それぞれに学びのリフレッシュをしていただけたようでした。今回の講習が、受講された先生方が現場でよりいっそう自信に満ちたご指導をされる上で活かされることを願っております。
【吹奏楽・器楽合奏での「あらゆる打楽器の基礎奏法」と「打楽器アンサンブル」の楽しみ】