音楽専攻科を卒業した松岡井菜さんがポーランド音楽国際コンクール室内楽部門にて、アジア人として初めて第1位、併せてミロシュ・マギン賞、最優秀現代音楽演奏賞を受賞されました。
卒業生の世界での活躍に教職員一同、大変嬉しく思っております。
この度はおめでとうございます。
▼松岡井菜さんのコメント
2018年から組んでいる木口雄人さんとのデュオ「Aka Duo」として出場したポーランド音楽国際コンクール室内楽部門にて、アジア人として初めて第1位、併せてミロシュ・マギン賞、最優秀現代音楽演奏賞を受賞しました。このコンクールは、全曲ポーランドの作曲家の作品のみを演奏するという、私たちにとって新たなチャレンジでした。ポーランド人作曲家の作品はまだまだ知られていないものも多く、このコンクールはそういった作品がもっと多くの人の目に、耳に触れるようにとの熱い思いで開催されているコンクールです。到着した日(一次予選の前日)にはロストバゲッジにあい、一次予選は普段着で弾くなどハプニングもありましたが、コンクール期間中はさまざまな面から本当に多くの方に支えていただきました。また、審査員のみなさまの満場一致での1位だったと聞いて、本当に本当に嬉しく、光栄な気持ちでいっぱいです。
すでに、来シーズン2024-25年にはポーランド国内各地やイタリアでのコンサートやフェスティバルへの出演のお話をいただいています。
また、来夏にはショパン国際ピアノコンクールの主催者であるフレデリック・ショパン研究所が夏に開催しているフェスティバル "International Chopin and His Europe Festival" に出演させていただく予定です。
今回コンクールのラウンドで弾いた作品たちは、すでに私たちの大切な、お気に入りのレパートリーとなりました。本当に素敵な作品ばかりなので、いつか日本の皆様にお披露目できる日が来ますよう、これからも精進してまいります。コンクール公式ホームページ(英語)https://polishmusiccompetition.pl/we-have-the-winners-of-the-3rd-international-competition-of-polish-music/W.ルトスワフスキ: スビト(第一次予選より)https://youtu.be/SOFpQjK791w