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2017.05.19
発達栄養学科

臨床栄養学実習A 嚥下障害者の栄養管理・在宅療養者の食生活支援

嚥下とは唇や舌を使い食べ物を認識して口に入れ、咀嚼して、唾液と食べ物を混ぜて食塊をつくり

飲み込むまでの過程を言います。これを赤ちゃんの離乳食の時期に学び、今では無意識にしていますが

脳血管障害や老化によりこの過程がスムーズに行かなくなってきます。

この状態を嚥下障害と言い、食べ物が食道ではなく、気管に入ってしまう誤嚥が起こります。

今回は嚥下障害のある患者さんの栄養管理についてと在宅患者さんへの食事指導について学びました。

まず、唇を使わずに食べ物を食べてみます。いつもと違う食べ方にみんな悪戦苦闘・・・。

唇の大切さを分かってもらえたと思います。

嚥下①.jpg

次は上を向いて食べ物を食べてみます。飲み込みづらそう・・・。

ベッドで寝たきりの場合にはどうしたらいいのか考えてみましょう。

嚥下②.jpg

自宅で療養される方のために自助具と呼ばれる介護用品があります。

滑り止め加工された食器や口に入れやすい形状のスプーン、飲みやすく滑りにくいコップなど

色んな種類があります。この自助食器を使って食べたり飲んだりしてみましょう。

利き手でない方の手だけを使い、豆をすくってみます。

在宅①.jpg在宅②.jpg在宅③.jpg

ベッド上で飲み物を飲んでみます。

斜めになった形状のコップと普通のコップで飲み比べてみたりもしました。

在宅⑤.jpg

最近では薬局やドラッグストアで在宅栄養指導をする管理栄養士が増えています。

病院だけでなく、身近な場所でも管理栄養士の知識が必要とされるので、

みなさんしっかり頑張って勉強していきましょう!!

今回の授業は沖縄県のテレビ局の方が撮影に来られました。大学紹介の番組で放送されるとのことです。

沖縄県の高校生の皆さん、ぜひ相愛大学発達栄養学科に来てください(*^_^*)

沖縄撮影.jpg

助手 寺川