2017.05.29
発達栄養学科

運動生理学実習 呼気ガス分析

今回は呼気ガス分析を用いた基礎代謝量の測定を行いました。

基礎代謝量とは安静にしている状態で心臓を動かしたり、呼吸をしたり、体温を一定に保つなど生きていくために

最低限必要なエネルギー代謝のことです。基礎代謝量は体の大きさや筋肉量などで個人差があり、

1日あたり日本人の成人男性で約13001600kcal、成人女性で約11001200kcalと言われています。

まずは専用のマスクをつけてダグラスバッグと呼ばれる袋の中に5分間自分の吐いた息(呼気)を溜めます。

5分間で袋に満杯になる人もいれば、まだまだ余裕がある人もいて個人差が大きく出ます。

呼気ガス②.jpg呼気ガス③.jpg

溜めた呼気をガス分析装置に入れて酸素と二酸化炭素の濃度を測定します。

数値は一定にはならないので落ち着いてきたところを見て記録します。

呼気ガス①.jpg呼気ガス④.jpg

次に呼気をガスメーターに入れて呼気量を測定します。ダグラスバッグの中の呼気を全て出し切るために

小さく折りたためるようになるまで絞ります。最後まで呼気を出し切れたらガスメーターのメモリを読みます。

呼気ガス⑤.jpg呼気ガス⑥.jpg

自分の記録したデータをパソコンに入力して安静時1分間で何kcal消費しているのか計算します。

呼気ガス⑧.jpg

基礎代謝を測定することで自分の必要なエネルギー量を知り、健康的な体作りに役立てることができます。

管理栄養士としてこのような知識を身につけることも大切ですね。

頑張れ!!未来の管理栄養士たち☆

助手 寺川