2017.06.28
発達栄養学科

調理科学実験 授業風景 卵の凝固性

6月27日の調理科学実験の授業風景を紹介します!

今回の実験は卵の凝固性についての実験です!٩(๑´0`๑)۶

 

1つ目の実験はプリンを作り、砂糖や卵黄の影響を硬さや味において考えます。

 まず最初は材料をはかりプリン液を作りましょう!

 

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プリンカップにプリン液を注いだら、熱湯を張った天板に並べ

160度のオーブンで蒸し焼きにします!

やけどに注意!( ・`ω・´)

 

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固まったら加熱を終了し、氷水を入れたバットに入れ冷却します!

 

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あれ、Bが液体みたいな感じ・・・?(゚-゚=)

冷たくなったら皿にあけてまずは観察してみましょう!

 

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Bが固まってない!!なぜでしょう?(; ゚ ロ゚)

実はBのプリンは他のプリンの倍の砂糖をいれています!

そして砂糖には熱凝固を抑制する働きがあります!

だからほぼ固まっていないのですね。

 

みなさんスーパーなどでよく見かけるなめらかな柔らかいプリンを食べたことがありますか?

あのようなプリンもきっと砂糖の量が関係していると思います!(*'∀'人)

 

またDのプリンは全卵を卵黄に変えたものですが、

「濃い味がする」「卵感が強い!」と言った意見もありました!(๑•̀ㅂ•́)و✧

 

 

2つめの実験は茶碗蒸しを作り、希釈度・調味料の影響を硬さや味について考えます!

 材料をはかり茶碗蒸し液を作り、蒸し器に並べ加熱しましょう!

 

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固まったら加熱を終了し、観察してみましょう!

 

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最初はA・B・Cで比べてみましょう、Cが一番固そうですね!

これは希釈割合に関係しています(。☌ᴗ☌。)

卵とだし汁の割合はAが1:3、Bは1:2、Cは1:1としています。

Cが一番希釈濃度が高いので、卵の凝固する働きが強まりAとBに比べて固くなったと考えられます!

 

次はA・D・Eで比べてみましょう!

見た目ではわかりづらいですが、Dが一番固く一番柔らかかったのはEでした。

これは調味料として入れた塩が影響しています!(・ω・。)

Aは0.7g、Dは1.4g塩を入れ、Eは塩を入れていません。

塩は卵の凝固を促進する働きがあるため、一番塩が多く入っていたDが一番固くなったということです!\(^o^)/

 

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今回の実験で卵の凝固性について学び

濃厚なプリンを食べたければ卵黄を多く加える、柔らかめの茶碗蒸しを食べたければだし汁を多めに加える等

理解出来たことが沢山ありましたね!(๑>◡<๑)

  

助手 大川