2019.04.19
発達栄養学科

臨床栄養学実習A 栄養アセスメント(身体計測)

皆さんこんにちは!(*´)

発達栄養学科ブログを見に来てくださりありがとうございます

今日は身体計測について学びました。

学校や職場の健康診断などで行われる身体計測ではほとんどの方が

身長は身長計で、体重は体重計で測定すると思います(★・ω・)

では、寝たきりの患者さんはどうやって身長・体重を測定したらよいのでしょう?

ベッドごと測定してベッドの重さだけ引く?

患者さんを抱きかかえて体重計に乗る?

在宅治療されている方だとなかなかそんな大掛かりな機械などはありませんし、

普通の家庭用の体重計だと100㎏程までしか計測できないものがほとんどです(-ω-;)

そこで今回は機械で計測できなくても自分たちの手で測定して、

推定身長・推定体重を求める方法を学びましたヾ(o´▽`)

まずは普段通りに身長・体重を測定します。

2019身体計測⑨.jpg2019身体計測①.jpg

次はベッドで横になり、推定身長を測定します。

メジャーは真っすぐになっているか確認しながら測りましょう。

身長計で測定した場合と差はあるかな?

2019身体計測⑩.jpg

さらに膝髙も測定します。膝も足首も90度に曲げなければいけません。

患者役の学生も計測者の学生も頑張ります!!((o・д・)b

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上腕周囲長は肩からひじまでの長さのちょうど真ん中をインサーテープで測定します。

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上腕三頭筋部皮下脂肪厚は測定するのにコツが必要!!

皮下脂肪だけをつまみアディポメーターで計測します。筋肉と脂肪の境目が分かるかな?

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肩甲骨下部皮下脂肪厚は隠れ肥満などが見つかりやすい箇所です。

実はこれ、測定される方は結構痛いんです(ノω・、)

何度も引っ張られると辛いので素早く測ってあげてくださいね。

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下腿周囲長はふくらはぎの一番太い所を測定します。

2019身体計測⑥.jpg

こうして測定した数値を計算式に当てはめて推定身長・推定体重を求めることができます。

管理栄養士は患者さんに栄養指導をするために身体状況・栄養状態をしっかりと把握し、評価することがとても大切です。

このような計測方法でもきちんと栄養アセスメントできるんだということを学べた実習となりました。

次回は基礎代謝を測定します。お楽しみに~ヾ(。・v・。)

助手 寺川