2019.08.07
発達栄養学科

臨床栄養学実習A 嚥下障害者の栄養管理/在宅療養者の食生活支援

皆さんこんにちは!(○-∪-)

発達栄養学科のブログを見に来てくださりありがとうございます

今回は嚥下障害についてと在宅療養者のための食生活支援について学びました。

嚥下(えんげ)とは?(・・?

通常は食べ物を口に入れて歯で噛み、唇や舌を使って呑み込みやすいように形を作って、

ごっくん!と呑み込みます。この動作を嚥下といいます。

この「ごっくん!」のときにうまく呑み込めず、気管の方へ入ってしまうことを

誤嚥(ごえん)といいます。皆さんも一度は経験があるのではないでしょうか?

赤ちゃんや高齢者の方は気付かないうちに誤嚥をしてしまうことがあるので

食事介助のときには注意が必要ですね(`ω´)"

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では、実際に嚥下障害を想定して、柿の種を唇や舌を使わず噛んでみます。

なかなかうまく噛めないし、呑み込めません(´□;)

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今度は上を向いて噛んだり、呑み込んでみます。

「わぁ~、むせそう!」若くて元気な学生たちでも呑み込みづらそうでした(+_+。)

口の中や周りの筋肉が衰えてくると噛む力や呑み込む力も衰えます。

舌や唇を使って食べ物を食べる大切さをしっかり分かってもらえたと思います。

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次に自助食器を使った実習を行いました。

自助食器とは手が不自由な方のために工夫された食器です。

滑りにくいお皿やコップ、口に運びやすいように最初から曲がっているスプーン、

握りやすいお箸など様々な種類があります。

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では、実際に使ってみましょう!(@`▽´)/

利き手と逆の手でお箸やスプーンを持って豆をすくったりつかんだりします。

コツをつかむまでは訓練が必要かもしれませんね。

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初めから斜めになっているコップでお茶を飲んでみましょう。

自分でコップを傾けなくても飲めるようになっています。

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このように在宅で療養される方のために色々工夫して栄養管理ができるように

体験できたことでより大切さを分かってもらえたと思います。

助手 寺川