2020.11.06
発達栄養学科

基礎栄養学実験 ~脂質の抽出~

管理栄養士を目指す!相愛大学発達栄養学科のブログを

見に来てくださりありがとうございます。


基礎栄養学実験の授業をご紹介します!

基礎栄養学実験では、主に栄養素がどのように

生体内で消化・吸収・代謝されるのかを学びます。

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今回は、脂質を貯めやすい臓器、肝臓(牛肝臓)から

脂質を抽出する実験を行いました!

合わせて、脂質がどこでどのように

変化していくのかについても理解を深めます(^^)/

まず、水と一緒にすりつぶした牛の肝臓と、

クロロホルムメタノール混液を

遠沈管に入れます。

基礎栄養学実験 脂質② よく振り混ぜ、遠沈管を遠心分離器にかけると...

基礎栄養学実験 脂質③

綺麗に3層に分かれました!

この一番下の層クロロホルムに脂質が溶けているのです!

クロロホルムは、水よりも重く、

油脂を溶かす性質があります。

基礎栄養学実験 脂質④パスツールピペットを使い、

一番下の層のみを別の試験官へ移します。

とても慎重な作業です(;・∀・)基礎栄養学実験 脂質⑤ 同じ作業を2回繰り返し、クロロホルムへ脂質を移行させます。

基礎栄養学実験 脂質⑥

皆さんピペットを上手に使いこなし、

綺麗に移すことができていました(*^^*)

基礎栄養学実験 脂質⑦ これから時間をかけて空気中にクロロホルムを蒸発させれば、

脂質の抽出の完了です!

脂質が身体のどこで吸収され

どのように変化し身体に作用するのか、

臨床栄養の分野にもつなげて考えることが大切です!

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次回の実験はたんぱく質についてです(^-^)

助手 河畑