2021.06.08
発達栄養学科

発達栄養学科 食品学実習~イモ類など~

皆さんこんにちは!

管理栄養士を目指す!相愛大学発達栄養学科のブログを見に来てくださりありがとうございます。

今回は2回生の前期の食品学実習の授業を紹介します。

 

今回は、イモ類、野菜類、果実類、乳類について実習で勉強しました。

 

イモ類では、こんにゃくを作り凝固について勉強しました。

こんにゃくいもの球茎の主成分は多糖類のグルコマンナンで、

グルコマンナンにアルカリ性の水酸化カルシウムを加えると凝固します。

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まずは、お湯でこんにゃく粉を膨潤させます。



時間を置くとシャバシャバだったものがプルンッとします。

そこに、水酸化カルシウムを加えてよく練ると

さらにプルンプルンになります!

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その後、ゴムベラで鍋に入れてよく過熱し、

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水さらしをしたらこんにゃくの完成!

 

野菜類では、野菜がどのようにして調味成分を中に取り込むかを勉強しました。

野菜が生の状態では調味成分が細胞内に取り込まれないので、

塩水、乾かす、熱する、もむなどの操作を行うことにより

細胞壁、細胞膜が破壊され中に取り込まれて調味成分が取り込まれます。

きゅうりを好きな分厚さに切り、塩の入った袋に入れよくもみます。

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するときゅうりの細胞液が出てきます。

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この水分をしっかりと捨てると、きゅうりの浅漬けが完成!

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果実類では、果実のゲル形成について勉強しました。

果実に含まれているペクチンが、糖、有機酸によってゼリー化することで、ジャム特有のプルプル感がでます。

 

 いちごに砂糖をかけることにより、細胞を壊して水分をださせます。

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その後中火で煮詰めるとトロッとしてきます。

いちごの酸だけでは少ないので、レモン汁(クエン酸)を加えプルプル感を出させます。

あっという間に完成!

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乳類では、エマルジョンの変化について勉強しました。

バターに使用する生クリームは水中油滴型エマルジョンなのですが、

振ることによって、脂肪球が破壊され、

油中水滴型エマルジョンに変化します。

 

生クリームと牛乳が入った瓶を縦によく振り続けます。

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振っていると途中で音が変わり、さらに振り続けると音がしなくなります。

さらに振り続けるとピチャッという音がし出したら、バターの完成!

皆一生懸命フリフリしていました。

パンにそれぞれ挟み、学内で試食しました。


簡単に作れるので、ぜひ家でもチャレンジしてください!

次も頑張って勉強していきましょう!

 

助手 福井