2021.10.15
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発達栄養学科

発達栄養学科 基礎栄養学実験 ~糖質について~

管理栄養士を目指す!相愛大学発達栄養学科のブログを

見に来てくださりありがとうございます☆


基礎栄養学実験の授業をご紹介します!

この授業では主に、栄養素がどのように生体内で消化・吸収・代謝されるのかを学びます。

今回は、ウシの肝臓から【グリコーゲン】(糖質)を抽出する実験を行いました!

ヒトの体の中でどのように貯蔵され、エネルギーとして使用されるかについても理解を深めます(^^)/

基礎栄21.10.8②.jpg

すり潰したウシ肝臓に、水と水酸化カリウムを加えてウォーターバスで温めます。

15分後、一度よく混ぜ、さらに15分加熱...

基礎栄21.10.8①.jpg基礎栄21.10.8③.jpg

基礎栄21.10.8④.jpg

エタノール液を加えて振り混ぜた遠沈管を遠心分離器にかけると...

基礎栄21.10.8⑤.jpg

下に灰色の沈殿物が現れました!

上手に上層の液をビーカーに移し、観察します。

基礎栄21.10.8⑥.jpg

白い部分がグリコーゲンです☆

基礎栄21.10.8⑦.jpg

計算をして、この肝臓100gに含まれるグリコーゲンの重量を求めます。

細かい数字の計算に一苦労ですが、みんな頑張りました(;・∀・)

基礎栄21.10.8⑧.jpg

ヒトとウシを比べると、肝臓に含まれるグリコーゲンの量はヒトの方が多いということがわかります。

それは、ヒトは脳でエネルギーを使うのに大量に必要だからです。肝臓から脳へエネルギーとして糖を送ります。

逆にウシは、筋肉にグリコーゲンをたくさん含みます。筋肉から脳へはエネルギーとして糖を送ることはできませんが、

私たちが食べるお肉の美味しさは、グリコーゲンがたくさん含まれているからという理由もあるそうです(^O^)/

次回の実験は脂質についてです!

助手 河畑