2022.01.17
発達栄養学科

発達栄養学科 臨床栄養学実習B 嚥下食

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今回は嚥下(えんげ)食について学びました。

写真のような商品は実際に病院などで使用されているものです。

・スベラカーゼ(とろみ剤)

・トロミアップパーフェクト(とろみ剤)

・たいみそ、うめびしお(お粥などと一緒に食べる佃煮)

・ソフトデリつぼ漬け(歯茎で噛める漬物)

2021嚥下①.jpg

今回はこちらの商品を使ってお粥ゼリーとお茶ゼリーを作りました。

まずは7分粥を作ります。お粥はお米から炊く方法とご飯から炊く方法がありますが、

今回はお米から炊きます。美味しく炊けるかな?

2021嚥下②.jpg

炊きあがったらお粥をミキサーに入れ、スベラカーゼを入れてミキサーにかけます。

お粥は固まり、ゼリーのようにぷるんとした形状になります。

普通のお粥と比べてみましょう!

2021嚥下③.jpg2021嚥下④.jpg2021嚥下⑤.jpg

病院や高齢者施設では嚥下困難な方のためにとろみ剤を使います。

とろみ剤は種類もたくさんあり、その特徴も様々です。

今回お粥ゼリーに使用した「スベラカーゼ」は下記のような特徴があります。

・ミキサー食やでんぷん食品特有のべたつき感を改善できる。

・温かいお料理にも使える。

・唾液による影響が少ない。

・冷凍保存ができる。

・でんぷんを多く含まない食品やみそ汁などにも使える。

お茶ゼリーは通常通りにお茶を入れ、トロミアップパーフェクトを入れてすぐにかき混ぜます。様子を見ながらとろみ加減を調節します。

2021嚥下⑦.jpg2021嚥下⑧.jpg

お茶ゼリーに使用した「トロミアップパーフェクト」は下記のような特徴があります。

・一度トロミがついてからでもトロミの再調整が可能。
・牛乳やみそ汁、スポーツドリンクにもトロミがつきやすい。
・時間が経っても安定したトロミが続く。

2021嚥下⑥.jpg

ミキサー食やゼリー食はなかなか食べる機会がないと思うので今回の授業でとてもいい勉強になったと思います。

助手 寺川