2025.05.12
管理栄養学科

管理栄養学科 運動生理学実習 エネルギー代謝

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今回はエネルギー代謝について学びました。

安静時、運動時とそれぞれのエネルギー代謝測定を行いました。

安静時代謝はダグラスバッグという袋と特殊なマスクを使って呼気を計測します。

このマスクは空気が一方向にしか行かない仕組みになっています。

2025エネルギー代謝①.jpg2025エネルギー代謝②.jpg

まずは、ダグラスバッグの中にある空気をしっかり抜いていきます。

正確に測定するためにみんな頑張って空気を抜いていました。

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空気が全部抜けたら、椅子に座った状態で安静にし、マスクをつけて呼気をダグラスバッグに溜めていきます。

これをガス分析装置で酸素濃度を調べます。酸素や二酸化炭素の割合はどうなるでしょうか?

2025エネルギー代謝④.jpg2025エネルギー代謝⑤.jpg2025エネルギー代謝⑥.jpg2025エネルギー代謝⑦.jpg

次に貯めた呼気の量をガスメーターで計測します。ダグラスバッグの中にある呼気を全てガスメーターに絞り出します。頑張ってまた空気を抜きます!

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次は運動時のエネルギー代謝を調べます。

今回は自転車に乗り、心拍数が170を超えるまでこぎ続けてもらいます。

3分毎に自転車のペダルは段々と重くなり運動の負荷をかけていきます。

最後の方は坂道を自転車で登っているような感覚になります。

運動をしながら心拍数を計測し、自分の最大酸素摂取量を計算式で求めます。

最大酸素摂取量とは1分間に体重1kgあたり取り込むことができる酸素の量を言います。

これは持久力などの指標にもなり、スポーツ選手のトレーニングメニューを決める参考になることもあります。

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安静時と運動時ではそれぞれ違った身体機能の変化がありました。心拍数や呼吸数なども個人差があり、それぞれに合わせた運動処方を考える目安になります。

食事面だけでなく、運動指導もしっかりできる管理栄養士を目指してほしいと思います。

助手 寺川