2025.06.04
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管理栄養学科

管理栄養学科 調理科学実験 デンプンの種類とゲル特性

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今回はデンプンの種類とその凝固(ゲル)特性について実験をしました。

まずは凝固特性のゾルとゲルの違いについて勉強します。

ゾル・・・ドロドロの加熱溶液で流動性がある(牛乳、ジュース、マヨネーズなど)

ゲル・・・ゼリー状で凝固しており流動性が無い(プリン、ゼリー、こんにゃく、豆腐など)

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今回はジャガイモでん粉(片栗粉)、くず粉、コーンスターチ、浮粉(小麦粉)の4種類の違いを見ました。

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それぞれのデンプンを同じ分量ずつ計量し、同じ水量で鍋に入れ火にかけます。

透明になり、粘りが出てきたタイミングの温度と時間を計測します。

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プリンカップに入れて氷水で30分間冷やし固めます。

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残りはお皿に入れて流動性などを観察します。

2025でんぷん⑤.jpg2025でんぷん⑥.jpg

30分冷やしたものをお皿に取り出し観察をします。

片栗粉やくず粉などの根茎デンプンは透明度が高く、糊化温度(固まり始める温度)は低いです。

コーンスターチや浮粉などの種実デンプンは透明度が低く、糊化温度は高い実験結果となりました。

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固まり具合やひずみ率(歪み具合)、透明度などデンプンの種類によって違いが見られました。同じ味でも液体の方が甘みを強く感じやすいことも分かりました。

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次回は野菜の吸水・脱水について実験をします。お楽しみに~(^^)/

助手 寺川