基礎と現場経験を重視したカリキュラムのもと、食環境の課題のための専門知識と実践力を醸成し、管理栄養士や栄養教諭の資格取得をめざします。管理栄養士国家試験合格率は、過去5年間平均93.3%と高い水準を保っています。また企業や官公庁と連携した食育事業に取り組むことで「人間力」も育成。一人ひとりの人間の発達段階や栄養状態にあった栄養マネジメントをベースに幅広い領域で活躍できる「食」と「栄養」の専門家を育てます。
食の都・大阪ならではの企業と一緒に行う商品開発。デパートとのコラボでは伝統食材をいかした「おせち」、食品メーカーとのコラボではつくりやすく栄養バランスのとれた「メニュー」の開発など、社会とつながるアクティブな学びをしっかりカタチにしていきます。
近年、社会からより必要とされている「管理栄養士」。資格取得に向けた試験対策が1年次から行われます。数多くある実習との両立は、時にハードに感じられるかもしれませんが、習熟度別の学習指導や個別面談、直前対策といった万全のサポート体制のもとで苦手分野を克服し、合格をめざします。
リエゾンキッチンサイエンススタジオは、AVシステムを備えリエゾン機能を持つ多目的活用のできる実習室です。調理学実習や臨床栄養学実習などの授業の他、地域社会と連携した教育支援、自治体や地元産業界との地域連携・社会貢献事業の実践の場として、学生らの社会人基礎力の形成につながっています。
ショッピングセンターで行う子ども向けの「食育推進キャンペーン」や病院で行う「糖尿病フェスタ」など、地域と連携した実践の場も豊富。学生のうちから地域の人々の健康を支える役割を担うことで、卒業後の活動イメージを明確にし、社会から必要とされる「食と栄養のプロ」をめざします。
ゼラチン大手の新田ゼラチン(株)とのコラボにより、「ゼラチン」や「アガー」の特性をいかしたレシピを開発し、ホームページで公開します。高齢者の栄養・水分補給や減塩、低エネルギー食、油を使わない泡ドレッシングの開発など、幅広い分野で学生の柔軟なアイデアをレシピにし提案しています。
レシピ創造プロジェクトの詳細大阪急性期・総合医療センターから、糖尿病フェスタでの「体験学習」の運営を任されます。糖尿病患者やその家族、予備軍の人たちに、「減塩のノウハウ」などを紙芝居やスライドでわかりやすく伝えたり、食事診断を行ったりと役立つ情報を提供。「医療現場の管理栄養士」に必要なスキルを高めます。
キャンパス近隣のショッピングセンターで開かれる、子ども向けの食育イベントを企画・運営します。手づくり教材を使って、野菜の旬の季節や、規則正しく朝食をとることの大切さを紹介。地域の子どもたちに楽しく「食」への興味を深めてもらい、自分たちも食育に役立つノウハウを身につけます。
地域の小学生に向けて、環境に配慮した「エコ・クッキング」や、「主食・主菜・副菜のバランスのよい食事」などをテーマとするイベントを行います。調理や試食だけでなく、紙芝居やクイズ形式のセミナーなど、様々な工夫をこらしながら、食育を実践的に学びます。
伝統食材を生かし、健康面にも配慮した、家族三世代で楽しめる『美味笑福』おせちを開発・販売します。2回生と3回生が協力し、コンセプトつくりから企業へのプレゼン、パッケージやお品書きの考案、試作といった、商品化までの数々のプロセスを経験。商品開発の現場で役立つ力を身につけます。
商品開発(研究・地域連携)学内だけでなく、近隣の専門学校の留学生も対象にしたプロジェクトです。「和食」を通して、日本の食文化とともに、正しい栄養の知識や調理方法を伝えるイベントを実施。子ども向けに限らない、食育の「多様性」にふれながら、地域でともに学ぶ留学生との交流もはかります。
食品成分の精製や定性・定量実験、各種成分の変化を調べる実験を通して、身近な食品に含まれる成分について考えます。食の商品開発に欠かせない、官能検査の判定方法や分析方法の修得もめざします。
食の商品開発についての理論を体系的に学びます。第一線で活躍する指導陣が、マーケティング手法に基づいた商品開発の事例や最新の食のトレンドなども紹介。現場で使えるノウハウを着実に身につけます。
多くの医療専門職が連携して行う「在宅療養」での栄養ケアについて学びます。検査データの見方や栄養価計算といった「医療現場での管理栄養士」に必要な技術はもちろん、医療チーム内でのコミュニケーション力や情報発信力も身につけます。
基本的な調理操作、技術の習得をめざします。
地域の「食育推進キャンペーン」への参加を通し「課題を見つけて解決する力」を養います。
様々な実験・実習を行い、知識・技術だけでなく「意識」と「実践力」を伸ばします。
インターンシップへの参加に加え、管理栄養士の資格取得をめざして試験対策に力を入れます。