カリキュラム・ポリシー

全学


 建学の精神および教育の目的に基づき、各学部学科がめざす養成すべき人材像を実現するために、次の方針により教育課程を編成し、実施する。その中で、初年次教育やキャリア教育を展開する。

(教育課程編成)
 1.全学共通の教育課程においては、その履修を通じて、本学学生としての共通した基礎的学力・教養を身につける。

  <基礎科目>
    建学の精神である仏教思想を理解する「基本理念科目」、大学と社会の繋がりを理解する「地域科目」、将来の就業に
    ついて考える「キャリア科目」、すべての学修の基礎となる「日本語スキル科目」を配置する。

  <共通科目>
    普遍的な教養修得を行う「人文科目」、「社会科目」、「自然科目」などのリベラル・アーツ科目、汎用性のある能力
    を高める「応用科目」、グローバル社会への対応の基礎を身につける「語学」を配置する。
 
 2.専門教育課程の科目は、各学部学科の専門性を修得するために、学部学科独自の専門教育に関する理念と方針に
   そって編成され、具体的には各学部、学科の教育課程編成・実施の方針に定める。
 
 3.資格支援を目的に、「教職課程科目」ならびに「図書館司書課程科目、学校図書館司書教諭課程科目」を配置する。
 
 4.専門分野以外に、より幅広い教養を身につけることができるよう他学部、他学科の一部科目の履修を可能とする。

(授業方法)
 1.可能な限り少人数制とし、各人の習熟度に応じて学修できるようにする。
 2.学生の主体的な学びを身につけるための双方向対話型(アクティブラーニング)を重視した教育を実施する。

(学修評価)
 1.授業科目の充分な学修時間を確保し、単位制度の実質化を図る。
 2.成績評価は、シラバスに明示した授業の「到達目標」「授業計画」「評価方法」に基づき、厳格で客観的、公正な評価を
   行う。




音楽学部 音楽学科


音楽学科は声楽・ピアノ・創作演奏・オルガン・管弦打楽器・古楽器の各専攻による「演奏コース」、作曲・音楽学・音楽療法の各専攻による「音楽文化創造コース」、声楽・ピアノ・管弦打楽器による「特別演奏コース」に分類する。音楽学科の学びは、全学共通の「基礎科目・共通科目」と、以下のⅠ群からⅣ群からなる「学科共通専門科目」、および専攻別の「各専攻専門科目」により、音楽の専門的知識と技能を身につけるためのカリキュラムを編成する。

<I群>
音楽の歴史と人類のかかわりを探り、また音楽とは何か、社会における音楽とはどのような存在かなどを研究するとともに、音楽作品の研究も行う。音楽の原点に関する講義科目である。

<II群>
楽譜を読む、書く力、楽譜に書かれている音楽の理解、また、コンピュータによる楽譜作り、音楽作りを学ぶ。その他、指揮法、器楽合奏などの実習、また邦楽の実習体験も行う。音楽学科に共通する「音楽力」を高める演習科目である。

<III群>
副科ピアノ、副科声楽、副科オルガン、副科管弦打古楽器など、主たる専攻楽器以外の実技を学び、より幅広い楽器・声楽経験を行う科目である。

<IV群>
音楽家として必要な国際的感覚を身につけるために、夏季休暇期間を利用してポーランド、イタリアの海外提携校で学習を行う科目である。

<専攻専門科目>
専攻別の学びの中心になる実技及び演習科目である。実技科目は専門技術や知識を個人レッスンで学び、演習科目は基本的に少人数で専門技術や知識を学ぶ。この専攻専門科目は音楽家、音楽研究者などの専門家に必要不可欠な能力を学ぶ科目である。



音楽学部 音楽マネジメント学科


音楽マネジメント学科は、全学共通の「基礎科目・共通科目」と、音楽および音楽産業に関する学びの基礎となる「学科基礎共通科目」、および音楽マネジメントの専門的知識と技能を身につけるための「専門科目」によりカリキュラムを編成する。

<学科基礎科目>

1.音楽教養科目
「音楽基礎演習」「ソルフェージュ」を1年次の必修科目とする。そして音楽に携わるために必要な知識と技能を身につけるための科目を配置する。

2.学科教養科目
「ビジネス文書(英語)」を2年次の必修科目とする。そして社会における他者との交渉に必要な知識と技能を身につけるための科目を配置する。

3.キャリア科目
自己のキャリア設計を行い、かつ自己表現の方法を学び、社会の一員として必要な知識を身につけ、経験する科目を配置する。

4.ゼミナール科目
アートマネジメント系、IT系、経営学系の三分野に分かれて、2年次より「音楽マネジメント演習」から4年次の「卒業研究」までを必修科目として学修する。

<専門科目>
1.アートマネジメント系
コンサートなど舞台芸術事業運営に必要な知識と技能を学ぶ科目を配置する。

2.音響技術系
音響製作および録音に必要な知識と技能を学ぶ科目を配置する。

3.IT系
音楽に関わる情報技術(IT)と知識を学ぶ科目を配置する。

4.経営学系
経営学の基礎と音楽関連企画に必要な知識と技能を学ぶ科目を配置する。

音楽マネジメント学科の履修イメージ



音楽専攻科

・学士課程で習得した演奏・創作・研究の幅を拡充し、音楽を高度に解釈・表現する能力の獲得を目指す。

・音楽を歴史性、地域性、社会性などさまざまな角度から総合的に捉えた質の高い作品研究能力の獲得を目指す。

年度末には学修成果を示す修了演奏会等を開催する。


人文学部 人文学科

人文学科では、全学共通の「基礎科目・共通科目」と、各分野の「専門関連科目」によってカリキュラムを編成する。日本文学、歴史・サブカルチャー、仏教文化、心理、国際コミュニケーション、ビジネス・社会の各分野の教育カリキュラムにおける専門性を身につけるために、学びの基礎となる「ゼミナール科目」「入門科目」「キャリア支援科目」を履修し、3年次より1分野を選択して学生各自の興味・関心、能力・将来に応じた教育を行う。

1.初年次教育
大学での学びに必要なスタディスキル(学習の方法)と人文学に関する基礎的な知識を修得するために、ゼミナール科目の「基礎演習」、入門科目の「人文学概論」、キャリア支援科目の「主体的学習法」を1年次に配置し、大学教育の自主的な学びに円滑に移行できるよう教育を行う。

2.ゼミナール科目
1年次前期から4年次後期まで在学中の全学期において体系的な学びができるよう、必修科目として1年次に「基礎演習」(前後期4単位)、2年次に「専門基礎演習」(前後期4単位)、3年次に「専門応用演習」(前後期4単位)、4年次に「専門研究演習」(前期2単位)・「卒業研究」(後期2単位)の「ゼミナール科目」(計8科目)を配置し、年次進行に合わせて教育を行う。

3.入門科目
人文学の幅広い教養を身につけ、それぞれの学生が3年次より選択する各分野の専門領域を知るための科目として、必修科目「人文学概論」(1年前期2単位)を含む、「入門科目」(計9科目)を1年次に配置して教育を行う。

4.キャリア支援科目
現代社会の一員として責任を果たすための「企画する力」「実行する力」「協調する力」「持続する力」を身につけるために、必修科目である「主体的学習法」(1年前期2単位)、「グループワーキング演習」(2年前期2単位)、「社会人基礎力形成演習」(2年後期2単位)を含む、「キャリア支援科目」(計7科目)を配置して教育を行う。

5.学科全体の学び
現代社会の要請に緊密に対応できる、柔軟で応用力のある技術、技能を身につけるために、分野を越えた履修を奨励し、学生の興味・関心を広げるよう教育を行う。




人間発達学部 子ども発達学科

子ども発達学科では、社会に貢献できる保育士、保育教諭、幼稚園教諭、小学校教諭、に求められる確かな実践力を基軸とした学修成果をディプロマ・ポリシーとしている。ここで身につけることをめざす力を「先生力」とし、その達成にむけて、全学共通の「基礎科目・共通科目」と学部・学科の「専門科目」とによって教育課程を編成する。学科「専門科目」のカリキュラムの編成及び実施に関する方針を以下に示す。

1.保育士をめざす学びを基盤とする
0~18歳を対象とした対人援助職である保育士について、資格取得をめざす学修により、子どもの発達、すなわち子どもの育ちに関する基礎的理解を修得する。

2.保育士、保育教諭、幼稚園教諭、小学校教諭の養成を基軸とする
各専門職をめざす学びを体系的に積み上げることにより、乳児期から幼児期、児童期へと連続した教育及び保育に関する実践的指導力を身につける。その過程で、ますます重要度が増している幼児期教育や児童への個別的対応を可能にする指導力を身につける。

3.1年次から4年次までを通した学外実習を体系的に積み上げる
地域の保育所、福祉施設、認定こども園、幼稚園、小学校と連携し、学内・学外実習を1年次から体験できる科目を配置する。能動的、主体的な学修の場である学内・学外実習を、その時期に求められる学修課題と連動させることで、確実な学びを可能にする。

4.初年次教育を科目連携により実施する
種々の教育方法、学習環境で実施する1年次開講科目群の連携により、多様な背景をもつ学生を大学教育に円滑に移行させる。「ベーシックセミナー」、「子ども学基礎演習」、「保育生活技術演習」、「保育・教育マネジメントA」、「教育職の研究」、「保育・教育実践演習(学外実習)」が初年次教育科目である。

5.社会に求められる保育者・教育者をめざすキャリア教育を4年間通して実施する
1年次から4年次まで、「先生力」を意識し獲得することをめざした科目を積み上げることにより、キャリア意識を醸成し、実践力と連動させた社会人基礎力を身につける。1年次「子ども学基礎演習」「保育・教育マネジメントA」、2年次「教職特別演習A」「保育・教育マネジメントB」、3年次「教職特別演習B」「保育・教育マネジメントC」、4年次「子ども学専門演習」「保育・教育マネジメントD」がその関連科目群である。

子ども発達学科のカリキュラムマップ


人間発達学部 発達栄養学科

発達栄養学科では、全学共通の「基礎科目・共通科目」と管理栄養士養成課程を基軸とする「学科専門科目」で教育課程を編成している。「学科専門科目」は、『学部基礎科目』、『専門導入科目』、『専門基幹科目』、『専門関連科目』、『専門研究科目』によって構成する。

1.初年次教育を科目連携で実施する
『学部基礎科目』の「ベーシックセミナー」では、基礎力の向上を図り、大学での学びの姿勢を身につける。『専門導入科目』は管理栄養士をめざす気持ちを育み、食育のできる管理栄養士を育成を目的として配置し、「食育総論」、「産官学食育実践演習」で多様な分野の食育について専門家から学ぶ。また、『専門関連科目』に「基礎化学」、「基礎統計学演習」を配置し、専門を学ぶための基礎力を充実させる。

2.管理栄養士養成を基軸とする
『専門基幹科目』として管理栄養士養成のための9分野の科目群と、学外実習である臨地実習を配置する。科目群は管理栄養士に必要な基礎的な知識を修得する「専門基礎分野」と総合的な実践力を育成する「専門分野」で構成する。

3.食に関する幅広い知識・技能、態度を身につける
『専門関連科目』には、食に関する高い専門的知識を養う「行動カウンセリング論」や「食デザイン演出」、「スポーツ栄養演習」、「学校栄養教育論」、「在宅栄養ケア演習」、日本の「食」について学ぶ「茶懐石の作法と料理」、「食文化論」等を配置する。さらに、『専門研究科目』に「管理栄養士演習」、「卒業研究」を配置し、専門分野の知識・技能、態度を深化させ修得する。

4.4年間を通して課題解決力や情報発信力・コミュニケーション力を育成する
『専門基幹科目』の専門分野の実習科目や『専門研究科目』の「卒業研究」では、様々な領域での食の支援を体験する地域連携事業を取り入れる。また、『専門関連科目』の「商品開発入門」では修得した知識・技能を地域連携事業の食品開発プロジェクトに繋げてこれらの実践力の育成をめざす。

5.カリキュラムツリーを用いて、各分野の科目間の関係を示し、学生が学びの系統性を理解できるようにしている。

発達栄養学科のカリキュラムツリー