人文学部 人文学科

日本文学専攻

一級の資料にふれて
日本を読み解く力をつける

古典から近現代までの文学作品を読み解くことで、日本の社会や文化、現代を生きる私たち自身について考察を深めます。枕草子研究の第一人者として知られる故・田中重太郎氏のコレクションなど、相愛が誇る「春曙(しゅんしょ)文庫」に所蔵されている第一級の資料も活用可能。作品を理解するために、大阪はもちろん、奈良や京都にある作品ゆかりの場所を訪ねることも。中学・高校の国語の教員免許や司書の資格を取得するためのカリキュラムも完備。文学を通して、日本の歴史や文化を掘り起こし、読み解く力をつけていきます。

科目PICKUP

日本文学概論

『万葉集』『源氏物語』『徒然草』といった、奈良時代から室町時代までの主要な古典文学作品を読み解きます。長く読み継がれる古典文学を通して、当時の文化や思想について考えながら、現代にも通じる知恵を身につけます。

映像と文学

小説が映画化されたり、映画やアニメがノベライズされたりすることがありますが、小説として読む時と映画として鑑賞する時とでは、どのような違いがあるのでしょうか。映像と文学を比較し、物語の改変や表現の差異について考察します。

文化資料論A(日本文学)

学内にある「春曙(しゅんしょ)文庫」の貴重な文献にふれながら学びます。『枕草子』を題材に、くずし字の読み方や古い書物の取り扱い方などのスキルを身につけるとともに、文化遺産の活用方法や未来への伝え方を考えます。

おもな卒業研究テーマ

「竹取物語の研究
―かぐや姫の罪と罰―

平安を代表する二人の女流作家
―生き方と作風―

太宰治「パンドラの匣」論
―つくられた希望―

宮沢賢治「銀河鉄道の夜」に隠されたもの
―夜空を走る生と死―